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沖縄県産の紅茶知ってますか?

-暮らしの新聞-2013年7月1日号・第4面 ~沖縄で茶摘&紅茶づくり体験リポート~
やんばるの自然に恵まれた山中にひっそりとある茶畑で無農薬で「べにふうき」を栽培

やんばるの自然に恵まれた山中にひっそりとある茶畑。無農薬で「べにふうき」を栽培

今春の4月中旬、本紙連載「紅茶の時間」の著者、大城純子さんの茶畑で一番茶の茶摘みをすると聞き、一年前に試飲させていただいた一番茶でつくる紅茶(ファーストフラッシュ)の味が忘れられず、微力ながらお手伝いに一路沖縄へ・・。

2、3日沖縄の青い海で日頃の疲れを癒したあと、いよいよ沖縄本島北端「奥」地域で茶摘体験をする。 茶畑はエッセイにも書かれていたとおり、クイナが今にも出てきそうな、やんばるの自然に恵まれた小高い山中にひっそりとあった。

一芯二葉の新芽のみを摘む

一芯二葉の新芽のみを摘む

大城さんから茶摘の手ほどきを受け早速開始。〝一芯二葉〞(最高級茶葉は新芽の先から2枚の葉までを摘み取る)という言葉を心で繰り返しながら黙々と摘んでいく。なかなか根気のいる作業ではあるが、若葉色に輝くお茶を摘み、その手にほんのりと移る茶の香りを感じていると、なんともいえない充足感が生まれてくる。342_04_01この日は途中天候が崩れ始めて4㎏弱ほどの収穫で終わった。

翌日は工房でいよいよ紅茶づくり。前日から風を送ってある程度の水分を飛ばし、萎(しお)れさせていた茶葉を揉む作業からはじめる。これは茶葉の細胞組織を壊し発酵を促す。茶葉は揉捻(じゅうねん)機にかけられるが、せっかくだからと〝手揉み〞を体験させてもらう。工房に茶の香りが広がる。

手もみの手ほどきをうける

手もみの手ほどきをうける

乾燥は温度調節・時間に気を使う作業だ

乾燥は温度調節・時間に気を使う作業だ

揉捻が終わると一定の温度と湿度を保ちながら発酵させ、頃合を見計らって茶葉を乾燥させる。これらの作業は大城さんのご主人が付きっきりで作業にあたる。これまでの研究と経験を活かしながら「美味しい紅茶を作りたい!」との思いが作業ひとつひとつの茶葉に対する心配りからも感じ取れる。

乾燥してできあがった紅茶

乾燥してできあがった紅茶

〝百聞は一見にしかず〞。生産者の思いを感じるには現場に行くことが大事!普段の取材のように自転車で移動できる距離ではないが、思い切って出かけて良かったと思う。

春の若々しい芽吹きを感じさせる香りがファーストフラッシュの特長

春の若々しい芽吹きを感じさせる香りがファーストフラッシュの特長

沖縄県産紅茶の歴史と認知度はまだまだ浅いが「やんばる紅茶」が専門家からも注目されていることは確かだ。やんばる紅茶が日本全国の人々に愛されるようになれば、沖縄本島北部の小さな地域で地道にお茶作りをしている農家の方々の誇りにもなるだろう。そんな日が近いうちに来ることを願って、これからも遠く離れた東村山から情報発信して応援していきたいと思う。

上級品の証。シルバーの産毛がたくさんの一番茶

上級品の証。シルバーの産毛がたくさんの一番茶

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