いよいよ開墾!

-暮らしの新聞-2012年6月1日号・第4面 ~連載・紅茶の時間(沖縄で紅茶つくったさー!)VOL.4

理想的な土地を手に入れ、いよいよ開墾です。といってもそこはもう十数年耕されていない荒地・・・。沖縄では最長5mにもなるススキがばんばん生えています。しかし、無農薬で栽培したい私たちには、農薬が使われていた元畑よりも、荒地であるのはかえって幸いでした。さあ、草刈機出動!静かな畑に響くエンジン音、ススキの中から飛び出す「ヤンバルクイナ」!。しかし沖縄の巨大ススキは根深く、後日ユンボで根を掘り返し、何とか更地にしました。

次は畦(うね)作りです。茶の苗を植える間隔に、ロープを張っていきます。そして苗を植える場所に、牛糞堆肥を投入!軽トラックに山盛りいっぱいの牛糞堆肥、500kgを買ってきて畑の隅に降ろし、そこから一輪車にシャベルで乗せ、苗を植える場所まで運びます。ああ、私の人生で500kgの牛糞を前に、それと格闘する機会が現れるなんて・・・。しかし、汗まみれ、泥(牛糞)まみれになって格闘し、顔を上げると、ススキの荒地だった場所とは思えぬほど、きれいな、紛れもない「畑」が広がっていたのです。「農業ってクリエイティブな仕事なんだな~」と感動した瞬間でした。畑にお米とお酒(泡盛)をお供えして、祈りをささげ、さて今度は苗の植え付けです!

327_04_01◆大城純子◆ (紅茶コーディネーター)

美ら海水族館横、フクギ並木で有名な備瀬集落でアクセサリー&雑貨・やんばる紅茶のお店「アトリエ フアリ」を経営する傍ら、無農薬栽培にこだわった紅茶を夫婦で栽培。手摘みした茶葉を揉捻(揉む) →発酵→乾燥→商品化までの全工程を自ら行う。3年かけて育てたお茶が昨年初収穫を迎えた。2年目の出来が今から楽しみだという。

http://atelier-huali.com