世界最多、約1億4000万個の星を投影

-暮らしの新聞-2012年8月1日号・第1面 “多摩六都科学館プラネタリウム「サイエンスエッグ」リニューアルオープン”

331_01_01東京西部の5市(東村山市・小平市・清瀬市・東久留米市・西東京市)が組合を設立し運営している体験型科学館「多摩六都科学館(西東京市)」が、プラネタリウムドーム「サイエンスエッグ」を開館以来18年ぶりにリニューアルした。直径27・5メートルと東日本で一番、世界では第4位の大きさを誇っているプラネタリウムドームに出かけてみた。※順位は2012年5月現在

夏休みが始まったとあって、館内は早くから親子連れで賑わっていた。当日観たプログラムは3種類。今夜の星空解説とアニメーションプラネタリウム番組「ベガロク〜ふるさとにかえる〜」を楽しめるキッズプラネタリウム(約35分)と、プラネタリウムと大型映像「瞳の大冒険〜宇宙、そして・・・を見る〜」(45分)、大型映像「ダーウィンミステリー〜生命進化の謎を追う〜」(約41分)

今回のリニューアルでは最大級ドーム世界初のLED光源による光学式投影と、最新式のフルデジタル投影システムにより画期的なプラネタリウムの世界が実現。LED光源を用いたプラネタリウムとして世界最多となる約1億4000万個の恒星の投影ができ、星の名前や星座名も投影できるため、天体の知識が一段とわかりやすくなった。

また、今夜の星空では録音ではなく、トップクラスの天文スタッフによる生解説を採用。子どもから大人まで楽しく星について学ぶことができる。

新しいドームスクリーンは継ぎ目が目立たず、投影機も以前の直径1mから70㎝へと小さくなり、ドーム空間に溶け込んでいるので、映像に集中して楽むことができる。操作卓を中央から座席後方隅に配置したり、座席シート幅も以前よりゆったりと確保しているなど、観客の目線に立って考えられた設計になっている。客席の一部にペアシートを採用しているのも面白い。

光学式投影機と全天周デジタル映像シス テムを融合したハイブリッド・プラネタ リウムを導入

光学式投影機と全天周デジタル映像シス テムを融合したハイブリッド・プラネタ リウムを導入

全天周デジタル映像は、観客に仮想の動きを体感させることができる。時には空を飛ぶ鳥のように、また、海の中を泳ぐ魚のように、そして誰もが憧れる宇宙空間を自由自在に移動しているかのような没入感を味わえ、大人も子どもも大いに楽しめる。

プラネタリウムで一際輝く土星が急に大きく投影される様は観客から感嘆の声が漏れていた。8月末までは土曜日のみ午後5時45分からサタデーナイトプラネタリウムを開催。今夜の星空の生解説との2部構成で、宇宙をテーマにした大型映像「コズミックコリジョンズ」を上映。天体や宇宙のなりたちを迫力ある映像で見ることができるという。

今年は金環日食、金星の日面通過などの天体ショーが話題になり、ちょっとした天体ブーム。街明かりの多い都会では見ることができない満天の星空を是非プラネタリウムで体験しては?

【利用料金】展示室券=大人500円・小人200円、展示・プラネタリウム1回券=大人1000円・小人400円、展示・大型映像1回券=大人1000円・小人400円、セット券(展示+プラネタリウム1回+大型映像1回)=大人1400円・小人500円。※小人は4歳から高校生まで。駐車場料金別途有。

【お問合せ】多摩六都科学館▽西東京市芝久保5〜10〜64☎042(469)6100▽開館時間=午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時まで)▽休館日=月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)その他年末年始・臨時休館日あり。※8月は休館日がありません。