沖縄のパワーいっぱいの紅茶

-暮らしの新聞-2012年4月1日号・第4面 ~連載・紅茶の時間(沖縄で紅茶つくったさー!)vol.2

「奥」という、沖縄本島最北部の集落は、昔からお茶の栽培が盛んな地域です。私達はそちらで畑を探すことにしました。まだ沖縄に移住する前、自転車で本島のあちこちを回っていた事があり、そのとき知人から紹介されたのが、奥のお茶組合の組合長だったのです。今思えばものすごい偶然、その当時はまさかこの地で紅茶を栽培することになるとは思っていなかったのですが・・・。そんなつてを頼って探して1年後!土地を売ってくださる老夫婦にお会いすることになりました。そのK 城さんご夫婦は、毎日畑に行っているそうです。かなりご高齢なご様子なのに・・・。「おいくつですか?」と訪ねると、おばあは恥ずかしそうに「4です・・・」「えー84歳!お若いですね!」「いえ、94歳」「・・・」。驚愕!さすがは長寿沖縄です。私も100までがんばるぞ!

その土地に案内していただくと、そこは小高い山の上の南に開けた斜面で、霧がかかる山々が見えます。周りは木々に囲まれていて、鳥の声が響き渡っています。日当たりもいいし、台風の風からも守ってもらえる理想的な土地。「なんて素敵なところだろう・・・」と思ったときに、目の前を天然記念物「やんばるくいな」が横切ったのです!さあ、いよいよ紅茶づくりのスタートです!

327_04_01◆大城純子◆ (紅茶コーディネーター)

美ら海水族館横、フクギ並木で有名な備瀬集落でアクセサリー&雑貨・やんばる紅茶のお店「アトリエ フアリ」を経営する傍ら、無農薬栽培にこだわった紅茶を夫婦で栽培。手摘みした茶葉を揉捻(揉む) →発酵→乾燥→商品化までの全工程を自ら行う。3年かけて育てたお茶が昨年初収穫を迎えた。2年目の出来が今から楽しみだという。

http://atelier-huali.com